Nゲージ アグレッシブ制作

Nゲージ アグレッシブ制作

鉄道模型の自動運転をマイコンを使って自作する方法

実在する電車の模型を使って、自動運転で実際に走らせる方法として、一部のマニアの間でマイコンが注目されています。
マイコンには様々な種類がありますが、中でも電子工作で幅広く使われている、「アルディーノ・ウノ」を使用して自動運転を自作する人が増えています。
通常、電子工作をする際には、プログラミングに関する知識が必須ですが、「アルディーノ・ウノ」は、そういった知識がない人でも、簡単に電子工作ができるマイコンとして知られています。

プログラミングが必要

とはいえ、マイコンを使って鉄道模型を実際に動かすには、模型の発車や停止の自動制御に始まり、ポイント切り替えといった様々な動作を実現するための、スクリプトやプログラムの作成が必要です。
従って、スクリプトやプログラムを作成してマイコンを制御するためのパソコンも事前に用意しておきます。「アルディーノ・ウノ」の場合は、パソコンに「アルディーノIDE」というプログラムをインストールし、USBで接続する方法でマイコン関係の操作が簡単にできる点が、大きな特徴です。

アルディーノ・ウノ

「アルディーノ・ウノ」とパソコンを接続した後は、実際に鉄道模型を動かすための接続作業を行います。
また、電子回路を組むためのボードと、速度調整に必要なボリウム、そして、車両駆動用のドライバICを事前に用意しておきます。さらに、鉄道模型を走らせるための線路とホーム、車両停止に必要となるリードスイッチ、加えて、リードスイッチを経由して「アルディーノ・ウノ」に知らせるための永久磁石も必要です。
こういったパーツを、ケーブル経由で「アルディーノ・ウノ」につないだ時点で、鉄道模型を自動運転させる準備は完了となります。

最後に、実用書等を参考にして、「模型のモーターを回す」といった電車を動かすためのプログラムを作る、スケッチ作成の作業を行います。
プログラミング初心者にとっては接続以上に難しい作業ですが、参考書に書いてあるプログラム一覧を参考にすれば、単純な命令プログラムは簡単に作成可能です。
そして、出来上がったプログラムを利用して、パソコンを通じて「アルディーノ・ウノ」経由で鉄道模型と通信すれば、実際に鉄道模型が動くようになります。