Nゲージ アグレッシブ制作

Nゲージ アグレッシブ制作

Nゲージのジオラマで田舎の景色を再現するなら田園の作成は不可欠な理由

田園風景

日本ではNゲージサイズの鉄道模型がもっとも広く普及しています。そのため、ジオラマに適したストラクチャーやアクセサリー類もその多くがNゲージサイズです。

大都市や海岸、山地など様々な景色をジオラマで再現することができますが、中でも田舎の田園風景はジオラマ作りの醍醐味と言えるでしょう。いくつもの田畑の中を車両が颯爽と走る景色は日本の田舎ならではのイメージであり、そのイメージを如何にジオラマで再現するかが腕の見せ所になります。そのまま置くだけで田畑を再現できる既製品も販売されていますが、個性的なジオラマ作りにこだわるなら田畑も自作するのが最適でしょう。
自作なら形状から栽培する作物までをすべて自分好みで決めることができます。

日本の田園風景は多くの場合、田んぼや畑が混在した状態です。
畑については地域一帯で一種類の作物に限って栽培するケースは稀であり、大抵は畑ごとに異なる品種が栽培されています。ジオラマにおいてもその点を意識するのがリアルな雰囲気を持たせる秘訣です。

Nゲージサイズは縮尺率が約144分の1なので、畑で栽培する作物の形や大きさもその縮尺率に沿って再現します。作物はスポンジや丸めた紙粘土、畝や農道はカラーパウダーを盛り上げて固めたり、ボール紙を切り分けることで再現することが可能です。田んぼは模型用のシリコンを流して固めるか、泥水を表現した茶色や薄い黒色で塗装したプラスチック板を貼り付けるのが簡単な作り方です。

ジオラマで田園風景を再現するのは田畑をいくつも作る必要があるので手間がかかるものの、それだけに完成した際の達成感は特別と言えます。